腸腰筋とヒレ肉 最長筋とロース

何の話??

腸腰筋

 

牛肉のヒレ肉は、フランス語のフィレ「薄切れ、ヒレ肉」で

英語ではテンダーロインという「軟らかい」の意味。

このフェレは、牛肉の「腸腰筋」または「腰方形筋」なのです。

人はニ足歩行のため、この腸腰筋が発達している。

しかし、四足動物の場合、普段あまり使用しない・・・

そのため、軟らかく量が少ない貴重部位なのです。

 

最長筋

 

一方、リブロ-ス肉は、胸最長筋にあたるのです。

ロースは英語でrollロウルといい、日本語のロースはroast「肉をあぶる、焼く」がなまったものと考えられています。

 

その他の筋肉

 

肋間筋=カルビ

スペアリブやリブロースの“リブ”も肋骨の意。肋骨に付く起立筋(背中側)がリブ肉。

 

僧帽筋・菱形筋=ロース

リブより首寄りの肩甲骨周辺。僧帽筋、菱形筋。

 

 

棘筋=ざぶとん(希少部位)

肩ロースの芯。つまり頚・胸の棘筋。

 

前鋸筋=みずじ(希少部位)

胸筋。鎖骨が無い四足は胸筋とフクキョ筋(人でいう前鋸筋)が鎖骨代わりに働きます。

 

横隔膜=ハラミ

筋肉を初めて勉強したとき。すごく強烈な印象でした。

 

腸腰筋その重要性

 

その中でも、とても重要視している筋肉があります。

それは、ヒレ肉=腸腰筋 です!

 

腸腰筋は

 

体幹と下肢を繋ぐ唯一の筋肉。

内臓よりも深部に位置しています。

つまり、非常に重要なインナーマッスルということになります。

 

大腰筋と小腰筋と腸骨筋と総称して腸腰筋と呼ばれています。

特に大腰筋は深層にあります。

脊柱の胸椎12番、腰椎1番から5番と大腿骨の小転子を繋いでいます。

その間には、骨盤帯を構成している股関節や仙腸関節があり、身体に非常に重要な関節の上を走行しているます。

 

その点から考えると、

大腰筋が硬くなると…

 

股関節や仙腸関節といった関節にも制限を与えてしまう可能性があります。

股関節は臼関節と言われる身体の中では最も動きの大きい関節。

制限されることにより様々な身体の障害を引き起こすことも考えられます。

 

また、大腰筋と腸骨筋の間には大腿神経や大腿動脈なども走行しているため、これらの神経・動脈因子にも悪影響が出る可能性もあります。

円背姿勢

 

大腰筋が実際に弱ってしまうと下の図のように姿勢が悪くなってしまいます。

腸腰筋は姿勢を維持するのはもちろん。

体型にも大きく関与するのです。

 

大腰筋や腸骨筋をそれぞれにしっかりと働かせることが身体機能のみならず、姿勢や見た目にも大きく影響します。

しかし、身体の深部にある筋肉であるため、意識するのが非常に難しいです。

しっかり、腸腰筋か働いているか感じ取りながら、筋肉をはたらかせること!!大切な筋肉を感じとる力も大切です

 

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